株を始める場合、まずは買い方が分からなければ始めることもできません。投資を始めるうえで知っておくべき情報も含めて初心者にもわかりやすく株について説明していきたいと思います。

株の買い方を丁寧にご紹介!

株主優待におけるクロス取引は危険?

株主というだけでワンランク上のサービスが受けられたり、特産品などを送ってもらえるため株主優待は非常に人気があります。
普通にサービスを利用するだけでは手に入らないものも多く、これを目当てに株を購入する人も珍しくありません。
株主優待を受けることを目当てに取引をする際に気になるのが株価の変動です。
欲しい株主優待を実施している株をすべて買っていてはすぐに軍資金が底をついてしまいます。
また、権利確定日のみ保有しようとしても、権利確定日の直前は株価を大きく上げ、直後は大きく下げる傾向があり損をすることも少なくありません。
人気の企業ほどその傾向があります。
株の購入に回せる資金が少ない場合に欲しい株主優待を受けることはできるでしょうか。

それはクロス取引という方法で可能です。
これは現物で株を購入すると同時に信用取引で借りた株を売ることで成立します。
同時に注文を出すことで株の価格変動は相殺され実質手数料のみで売買を行うことができます。
こうすることで企業が作成する株主のリストに名前が載るようになります。
株主優待の権利付最終日に合わせて行うことで権利だけをもらうことができるのです。

準備としては対象の企業の権利付最終日を調べておくことと、信用口座を開いておくことが必要です。
信用口座はクリックしてすぐに使えるわけではありませんので、思い立った時に開いておきましょう。
もしも途中で思い直したとしても、邪魔になるものではありません。

当日のやり方は難しくありません。
権利付き最終日の証券市場が開く前に現物の買い注文と信用の売り注文を同時に入れるだけです。
指値ではなく成行にしておきます。
もちろん、売買手数料は支払わなければいけません。
ただし、インターネット取引における手数料は安いためそれでも十分に元が取れます。
クロス取引を行うと、株の値上がりや値下がりを気にせずに売買手数料のみで株主優待のみをもらうことができるのでお得です。

クロス取引を行う上での注意点

売買手数料のみで株主優待がもらえるクロス取引ですが、リスクもあります。
それは逆日歩が発生するケースです。
発生してしまえば予想外に大きな費用を証券会社に払うことになってしまいます。

クロス取引は投資家の間ではよく知られた手段です。
そのため、権利付最終日には株を借りたい人が殺到します。
そうなれば証券会社が保有している株が足りなくなります。
証券会社は株をどこかで調達してこなければいけません。
調達のための費用に当たるのが逆日歩というものです。
クロス取引が原因のときがよくあります。
しかし、それ以外にも空売りが殺到したときに発生することもあります。
空売りとは株の値上がりに乗じてお金を儲けることとは逆に、株の値下がり幅で儲けることです。
投資家の間では有名な手段です。

これは前年はつかなかったから今年もつかないといったことは保証できません。
急に前年の十倍、百倍といった逆日歩がつくこともあります。
高額になってしまう場合は株主優待分よりもはるかに高いお金が必要になることもあります。

近年はクロス取引が有名になったこともあり逆日歩が高額になるケースが多々あります。
人気の株主優待を実施している企業の株や、テレビや雑誌などで紹介された株の場合は特に注意しましょう。

クロス取引は逆日歩さえ発生しなければとてもお得な取引です。
しかし、万が一発生してしまったら5000円分の株主優待をもらうために5万円も払ってしまったということも起こってしまいます。

また、クロス取引は信用取引をすることになります。
借金をしていることと同じです。
そのため、まだ株を初めて間もない人にはおすすめできません。
現物での取引に慣れてきてから実施するとよいでしょう。

株の買い方について